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EC広告はどこに頼む!?4つの判断基準で自社適切なパートナーを!

更新日:2023年8月18日


 
パートナーの正しい選定が成功のカギを握っている
パートナーの正しい選定が成功のカギを握っている

EC広告(特にAmazon広告)は売上を上げるうえで非常に大きな打ち手です。

前回のエントリーでは、EC広告を実施するにあたって、パートナーになり得る企業をカテゴライズしてご紹介しましたが、今回は『自分たちにはどのパートナーがいいのか?』とより具体的に選定基準をご紹介したいと思います。

あくまで一例になりますので、参考までにご覧ください。



目次:EC広告はどこに頼む!?4つの判断基準で自社適切なパートナーを!

 

ポイント1:ECモール以外の広告戦略まで視野を広げる!


冒頭にて述べましたが、EC広告は売上を上げるうえで非常に有効な打ち手です。特にEC内のリスティング(検索連動広告)である、Amazonスポンサー広告、楽天セールスエクスパンション、Yahooショッピングアイテムマッチは強力な武器となります。ただし、『自社のサービスがどの程度認知されているか?』によって継続的な売上があげられるかが左右されます。


EC広告である一定の売上は確かにあげることができます。その売上をブーストするものは何でしょうか?それは、その商品やブランドの認知度です。認知度は定義が広義ではありますが、要するに『商品やブランドを知っている人』『商品やブランドを正しく理解している』『商品やブランドのUSPを正しく理解している』という点が揃っていることが重要です。


正しく競合優位性やブランドのメッセージを発信し、伝わっているひとが多ければEC広告でCTRとCVRが上がり、売上は上がりやすくなります。ECモール内で売上が上がりやすくなると、各ECモールが『売れる商品』と認識され、オーガニックで良い位置に掲載されます。


そうするとさらにECモール内の売上自体が上がっていくというサイクルに入っていきます。


認知度を高める

EC広告で売上が上がりやすくなる

ECモールに『売れる商品』と認識される

ECモール内でオーガニックの掲載位置が上がる

ECモール内での売上が上がる


まずは商品やブランドの認知度を獲得する施策を実施しているか?実施するほどの予算があるか?それとも最小の広告宣伝費から始めるのか?という点をパートナー選定の前に把握しましょう。

 

ポイント2:自社でどこまでできるかを把握する!

次に、自社でどこまでできるかを把握しましょう。EC広告を実施するにあたって、大まかに必要になる要素は以下の通りとなります。

  1. EC広告戦略策定(どのECサイトに投資?獲得するべきユーザーは?目標数値の策定は?)

  2. 広告プランの設計(アロケーション、KWなどの設計、クリエイティブ)

  3. 運用スキル(入稿、入札)

  4. 分析(EC外施策とのつながり)

どこが自社でできて、どこが自社でできないのか?まずは自社のリソースを把握して不足している点にもっとも適しているパートナーを考えていきましょう。ECモール内のリスティングである、Amazonスポンサー広告、楽天セールスエクスパンション、Yahooショッピングアイテムマッチはそれぞれ特徴が異なるため、同じ運用ではなく、入札(特にそれぞれのセールと紐づける)調整はリソースもかかります。また、それぞれのレポート内容も異なるため、Amazon、楽天、Yahooショッピングの打ち手を横ぐしで評価する集計やレポーティングを行うには、土台を整えるだけでも時間を使います。


常にブランド全体の売上を見ているブランドマネージャーや、ECモール外の施策にも携わっている宣伝担当者にはかなりもったいない時間となり、ECモールの広告売上にコミットする担当者がいない限りはパートナーに任せるのが良いでしょう。


※ECモールでも、「出荷」「全体売上」「ページ改善」「キャンペーン」「広告」と打ち手がさまざまあるため、全体を見ている場合は広告だけに時間は取れないと考えます。


ECモール内での売上を上げる強力な武器となり得るEC内のリスティング(Amazonスポンサー広告、楽天セールスエクスパンション、Yahooショッピングアイテムマッチ)は外部を含め、しっかりリソースを確保していくことをおすすめします。

 

ポイント3:パートナー側の営業担当者のコミュニケーションレベルと社内調整力を見る!

運用や分析を依頼する場合、基本的にはパートナー側の営業とは別のスタッフが担当することになります。


貴社は依頼をパートナー側の営業担当者に行い、パートナー側の営業担当者が社内スタッフをディレクションすることになります。ここで、貴社の依頼を正確に把握し社内スタッフに指示をすることができるかが一つ重要なポイントとなります。


広告代理店側の営業担当者がしっかりと最低限のマーケティング知識と、貴社のサービスや商品を理解しているか?ここが外れるとすべてが狂う可能性があるため、広告代理店側の営業担当者は選定の最も重要なポイントでしょう。また、その広告代理店側の営業担当者が社内の優秀なスタッフをアサインできる社内調整力を持っているかも重要です。


ただ、社内調整力までは確認することは難しいですが、往々にして優秀な営業マン(=マーケティング知識があり、貴社のサービスを理解している)ならばおおよそ問題ないでしょう。パートナー選定において、広告代理店側の営業担当者はよく比較して決めていきましょう。


さらにEC広告(Amazonスポンサー広告、楽天セールスエクスパンション、Yahooショッピングアイテムマッチ)の知識があれば言うことなしです。

 

ポイント4:パートナーへ求める最も重要なポイントを明確化する!

自社のリソースを基に、パートナーへ求めるポイントを明確化しましょう。そうすることで、自社に適しているパートナーが見えてくると思います。ポイント②であげた項目をもとに考えていきましょう。

  1. EC広告戦略策定(どのECサイトに投資?獲得するべきユーザーは?目標数値の策定は?)

  2. 広告プランの設計(アロケーション、KWなどの設計、クリエイティブ)

  3. 運用スキル(入稿、入札)

  4. 分析(EC外施策とのつながり)

すべての機能を必要とする場合は総合大手広告代理店、もしくはネット専業大手広告代理店への相談がベターでしょう。

※ただし、EC広告(Amazonスポンサー広告、楽天セールスエクスパンション、Yahooショッピングアイテムマッチ)の経験があるかは要確認です。


その中で、オフライン施策やキャンペーンなどすでに総合大手広告代理店と付き合いがある場合はぜひ相談してみてください。昨今では総合大手広告代理店にはECモールとのコネクションが強くなってきており、専業代理店に負けないスタッフがアサインされるケースも出てきました。

※ここはポイント③の広告代理店側の営業担当者の社内調整力にかかっていると言っても過言ではないですが、、、


代理店構造
ただし、代理店規模が大きければ大きいほど分業が進んでおり、コミュニケーションに時間がかかることもあるため、フロントの知識レベルおよび体制については要チェック。

1はある程度自社で実施でき、4も自社で可能であり、特定のECモールへのアプローチという点ではECモール(Amazon)専業広告代理店が良いでしょう。広告以外でもECモール内の打ち手を持っているため、さらにEC広告への費用対効果を上げる可能性があるでしょう。


3が決定的に弱い場合は、ネット専業広告代理店かECモール(Amazon)専業代理店が良いでしょう。総合大手広告代理店はオペレーション周りについては、ネット専業広告代理店などを下につけて実行することが多いため、スピードと正確性が欠ける傾向があります。


4について求めるのであれば、もし特定のECモールへの広告実施であればECモール専業広告代理店、EC外施策とのつながりを踏まえた分析は総合大手広告代理店が良いでしょう。総合大手広告代理店かネット専業大手広告代理店かについては、EC外で行っている施策の範囲によりますが、戦略からオフライン施策まで担当しているAE代理店が存在する場合はその総合大手広告代理店へ、WEB施策のみに閉じている場合はネット専業大手代理店をファーストチョイスにして相談してみるのが良いでしょう。

 

いかがだったでしょうか?


今回は具体的にパートナー選定について述べていきました。少しでも貴社のビジネスへ参考になれば幸いです。





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